カミツレ図書館

     拍手お礼小話





 フルコースをどうぞ(よりおまけ編3種)

おまけ1

「もしもし、柴崎?」
『笠原?何あんた、どうしたのよ。今日は堂上教官とデートじゃなかった?』
「あ、うん。そうなんだけど…。あの、外泊届頼んでもいい?」
『なに?あんた出してかなかったの?」
「え?うん…?」
『だって堂上教官は?」
「今小牧教官に外泊届頼んでる」
『私はてっきり出して行ったと思ってたわよ。あんたの彼は優しいわねー」
「え?ええ!?」
『どうせあんたに気を遣って言えなかったんじゃないの?」
「う…。そうかも…」
『まぁいいわ。外泊届なら出しとくし、こっちは心配いらないから、二人きりのあま〜いひとときを楽しんできなさ〜い」
「あまいって!」
『じゃあね〜」
プチッ。
 なんか柴崎に知られてると思うと落ち着かないんだけど…。ふ、複雑!

***

おまけ2

「小牧か?」
『なに、堂上?どうしたの?』
「いや、外泊届頼めるか?」
『え?なに、出してかなかったの?』
「ああ」
『ふ〜ん。じゃあ彼女からお許しが出たんだ?』
「……」
『了解しました、班長!彼女とのあま〜い夜を楽しんでねー♪』
プチッ。
 やっぱり小牧に頼んだのは間違いだったか…。最初から出して行くべきだった。

***

おまけ3

「堂上教官」
「なんだ、柴崎か」
「来月、笠原の誕生日ですよ」
「そう…なのか…?」
「はい。いろいろ準備しておいたほうがいいんじゃないですか?なにしろあの乙女思考な娘のことですから。誕生日に彼氏と過ごすってことに憧れかなり抱いてると思いますよ?」
「そうか。助かった」
「いえ、貸し1ですよ」
「おまっ。…抜け目がないな。お前はほんとに」
「褒めても何も出ませんよー」
 そのまま柴崎は男達の視線を釘付けにし優雅な足取りで去っていった。
「褒めてないだろ…今のは」
その場に取り残された堂上は一人呟いた。

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フルコースをどうぞを更新した際に拍手のお礼小話にしていたものです。
今更再録で遅くて申し訳ないです^^;




 肝試しパニック (よりおまけ編4種)

おまけ@

「玄田隊長、上映するって本気なんですかね?」
「ああ〜たぶん冗談だと思うよ」
「え?」
「あの人はただ堂上が慌てる姿を見て楽しんでるだけなんじゃない」
「趣味、悪いですね…」
 いつものことだよと軽く言う小牧に手塚はため息を吐いた。

***

おまけA

「玄田隊長、肝試しなんてどうです?」
「お、いいな!よし、それにしよう」
「じゃあ肝試しで」
「ん。脅かし役の隊員ならいくらでもいるからな」
「じゃあ、堂上教官と笠原にでも組んでもらいましょうか?」
「そりゃいいな。ついでだからあの二人メインでやるか」
「そうですね。じゃあカモフラージュにあと5ペアくらい用意しておきます。隠しカメラは一番の見せ場にしかけます」
「頼んだぞ、柴崎」
「はい」
 二人はにやりと笑った。

***

おまけB

「次の飲み会は肝試しに変更だ!」
「肝試しって、なんでですかー!?」
「俺たち飲み会だけを楽しみに日頃励んでいるのにー!」
「まぁまて、大丈夫だ。その飲み会をやめてまで行う価値はある。ここにいるお前らには全員脅かし役にまわってもらう」
「飲み会やめてまで行う価値ってなんなんですかー!?」
「野郎だけで肝試しやってもつまらないんじゃないんすか?」
「メインペアは堂上と笠原だ」
「おお〜」
「あの二人なら楽しませてくれそうだ」
「全員異存はないな!」
「はい!!!」
 こうして肝試しは催されるのであった。

***

おまけC

「笠原の怯え様は尋常じゃなかったけど…そういやお前はどうなんだよ」
「どうって何がよ?」
「肝試し平気なのかよ?」
「肝試しねぇ。まぁ好きじゃないわね」
「へぇお前にも苦手なものあるんだな」
「なぁに?これであたしの弱みでも握ったつもり?」
「別にそういうわけじゃ…」
「そういうあんたはどうなのよ」
「俺は…まぁ好きではないな」
「ふぅん?」
「なんだよ、その顔」
「べつにぃ〜。まぁあたしは脅かされるより脅かすほうが性に合ってるしぃ?」
「想像したくないな…お前が脅かすところ」
 肝試しに怯える柴崎を想像するよりも脅かす柴崎のほうが容易に想像できて手塚は引きつった苦笑を浮かべた。

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肝試しパニック連載終了時に拍手お礼小話にしていたおまけ編です。
上から小牧+手塚、玄田+柴崎、玄田+隊員、手柴です。




 勝負!勝つのはどっち!?(よりおまけ編それぞれ堂郁)

  カラオケ番外〜堂上ver.1〜

「て、ほんとに上手でしたよ!」
 郁のその言葉が本心であることくらい分かる。そう、だからだ。
 直球すぎる彼女の言葉はこちらを追い込むには十分すぎるから。
 照れを隠すためにわざとそっけなく返した。そしてそんな自分に騙されてくれる郁には感謝だ。
 いつか、いや近いうちにお前にならその照れ隠しを気付かれてもいい。そんなことを考えて堂上は自分のその考えに心中で苦笑した。

***

カラオケ番外〜堂上ver.2〜

 ずいっと寄越されたコップを目の前に堂上は一瞬躊躇した。いや、正確にはその躊躇を一瞬に止めた自分を誉めてやりたいくらいだ。内心ではかなり動揺している。
 渋々郁からそのコップを受けとった。
 間接キスくらいでここまで動揺する自分を俺は中坊か、と苦笑する。そしてまさか自分以外にもこんなことやってんじゃないだろうなと内心苦る。
 こいつはまったく…無自覚にもほどがある。
 堂上がストローを口にしたとたん先ほどまで平然と自分で薦めていたくせに郁の頬に赤みがさした。どうやら今の状況にやっと気が付いたらしい。
 何かからかいの言葉をひとつくらいかけてやろうかと思ったが止めておいた。
 今の自分を見てくれるようになったのはつい最近で。
 郁が自分のことを好ましい上官だと思ってくれていることはだだ漏れの彼女だから分かるがそれでも今はまだ時期じゃないと思う。自分のこの頑なさは仕方がない。
 今まで必死で蓋をしてきた分踏み出しづらいというのもあるのだ。今はまだこのままで。
 自分の気持ちを知って欲しくて仕方がないくせにまだ知られたくないとも思う。
 堂上は矛盾した思いを抱えて口の中で弾ける炭酸を味わった。

***

カラオケ番外〜郁ver.〜

あれ?これって間接キス?
自覚したらもうだめだった。顔が熱くなっているのが自分でも分かる。
必死に平静を装った郁だったがカラオケから帰った夜、柴崎にはしっかり見られておりその理由を吐かされたのは言うまでもない。


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勝負!勝つのはどっち!?より番外編。それぞれ堂上ver.、郁ver.です。
ちなみに…カラオケ番外郁ver.
→さらっと流れたけど、二人して不機嫌顔で飲んだジンジャーエールは
今度は郁ちゃんが間接チューだったのよ、な話v




           おまけSS編の拍手再録ですー。溜めててすみません。><;
           ちなみに順不同です。なるべく順番通りにしたつもりですが^^;
           すみません;;拍手にした日付を忘れてしまっているので;;
           おまけSSなので先に本編から読んでいただけたら分かりやすいかと思われます。
           

           2009.01.21 再録 加筆訂正有り